スキンケアの手順として定番の
化粧水→美容液→乳液
のミルフィーユ美容。日本人女性は多くの方がこのスキンケア法を実践しているのではないでしょうか。
しかしこのミルフィーユ美容、実は意味がなかった説 というのが私の中であります。
これだけ保湿しているのに粉吹くし。鼻の下や小鼻の脇はいつもカサカサしていてファンデーション塗ると逆に目立つし。
さて、その疑惑に切り込む本がこちら
「美容常識の9割はウソ」
今日はその衝撃の内容を紹介したいと思います。
美容常識の9割はウソ
まず、著者についてです。
この本を書いたのは落合博子先生。
形成外科医の医師で再生医療研究に長年携わっているいわば「皮膚のスペシャリスト」です。
この本に書かれている内容は、一部むずかしく感じる部分もあるものの、
非常に説得力あふれる内容なので必見です。
さてここからは、おそらく多くの人が信じている美容法について、衝撃の事実を引用していきます。
「肌の奥まで浸透する」はありえない
よく「化粧水が肌の奥まで浸透するまで叩き込む」というような美容法がありますね。
私もその昔、化粧水パックを欠かさず毎日朝晩やっていました。
化粧水の成分が肌に浸透して水分量の多い肌になると信じていたからです。
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しかし、この「肌の奥まで浸透する」がウソなのです。
肌には本来バリア機能があり、外からの刺激やホコリから体を守ってくれています。
そのバリア機能を突き破って化粧水が浸透するなど、ありえないのです。
日常生活で私達が浴びてしまう排気ガスや紫外線などが直接浸透したら、それこそ大変です。
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同じ内容を、皮膚科医の宇津木先生も著書で書いています。

顔のマッサージが肌のたるみや黒ずみをつくる
ちまたでは、「小顔になる」や「むくみが取れる」と称したマッサージがあります。
しかし、あれは皮膚を支えている繊維組織を壊してしまい、さらに摩擦で肌が黒くなる。
やってはいけない美容であることが判明しました。
肌をこすると繊維組織が傷つき、たるみに繋がります。
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肌をきれいにしたいのならマッサージはしてはならず、マッサージローラーの使用も最低限に留めるべきとされています。
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肌のターンオーバーは約6週間です。肌の奥では常に新しい皮膚が作られていて、古い角層を押し上げていきます。そして一番古い肌の表面の角層が自然に剥がれ落ちていきます。これをターンオーバーと呼びます。
このターンオーバーを助ける簡単な方法が「極力触らないこと」なのです。
先生が提唱する最強スキンケア
落合先生がおすすめするスキンケアは、美容液かクリームのいずれか一点のみを使うケア。
肌に備わっている常在菌は天然のクリームで、洗顔後は皮脂に近い成分を補うべきなのです。
化粧水は原則必要がなく、「むしろ使わなくていい」とも言っています。
触らない
洗いすぎない
この2点が重要で、顔を洗う際もゴシゴシこすってはダメなのです。
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化粧もできる限りしないか、クレンジングいらずの化粧にしましょう。
クレンジングいらずのファンデーションを紹介しています。

それでもクレンジングが必要な場合。
意外なことに、オイルクレンジングが良いとされています。
その使い方は、
こすらずに、ただ乗せてしばらく待つ。その後石鹸をよく泡立てて軽く洗い流す。
こするのはやはり、肌にとって良くないことなのです。

あれもダメ、これもダメって…じゃあどうすれば肌はキレイになるの?
では、最後に先生が提唱するアンチエイジングについて紹介します。
紫外線を徹底して防止すること
タバコは吸わない
外的&内的ストレスを減らす
以上。シンプルすぎますね。笑
まとめ
皮膚科医や今回紹介した形成外科医の本を読むと、やはり肌はシンプルケアが一番で、あとは食生活や生活習慣が大切ということなんですね。
私もいろいろなスキンケアを試してきて、結局シンプルケアに落ち着きました。でも肌は汚くなることはありませんでした。
それどころか、弱って過剰に敏感になっていた肌が鈍感力?本来の調子を取り戻してきた感じはあります。
今は最低限の保湿をして、アトピーの薬を塗って夜のスキンケアは終了です。それなのに冬でも粉吹きしなくなりました。
最近アルガンオイル美容を始めました。その詳細は後日紹介します!
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