入居するときの注意点に続き、今回は退去する際の注意点です。
敷金って戻ってくるの?
掃除はどの程度やればいい?
掃除の度合いによって敷金は多く戻ってくる?
賃貸居住歴10年超えの筆者が実体験レポートします。
退去の連絡は1か月前に
退去をする日にかかわらず基本的に、予告した日から1か月間は家賃を取られます。
なので退去の1か月前までに連絡をすることが望ましいですね。
退去が決まったら、すぐに管理をしている不動産会社に連絡をしましょう。
そうすると、退去の連絡票が送られてきます。
用紙が到着した日ではなく、電話をした日が退去予告をした日になるのでご安心を!
(一応不動産会社の担当者に「予告日は今日になりますよね?」と確認しましょう)
賃貸契約を結ぶ際に、退去連絡票がついている場合も多いです。
うっかり捨ててしまわないように、気を付けましょうね。
引っ越し業者に連絡
さて、退去日が決まったら引っ越し業者の手配です。
2社以上に見積もりを取るのが望ましいです。
曜日や繁閑により料金が異なるので、前後の日にちでどのくらい値段が違うのか比べてみるのもよいです。
引っ越しが混む3~4月はトラックを押さえるのが大変なので、相場も高くなります。
可能であれば2月や5月にずらす手もあります。
個人的には5月推しです。
・引っ越しトラックが確保しやすく、料金も安い
・暖かいのでドアや窓開けっ放しで作業OK
・つらいスギ花粉の時期が終わっている
などの理由から5月をお勧めしています。10月も同じような理由で良いですね。
掃除ってどのくらいやればいいの?
清掃代を取られるのが癪(しゃく)なので、徹底的に掃除をしたことがあります(母が)。
敷金が多めに戻ってくるのかと思いきや、べつに変わらなかった。
なんでや~!って言ったところ、一般家庭でやる掃除とプロがやる掃除、
根本的に異なるのだそうです。
どんなに綺麗にしていてもハウスクリーニングは必要なので、その費用は負担することとなります。
引っ越し業者がベッド持って行った後ホコリがすっごい舞ってても、キレイに掃除していても同じです!
日常的に全然掃除をしていなくてとんでもない汚れが蓄積している場合は、また請求額が異なることもあります。
ですが日常清掃(カビとり、床拭きなど)を最低限やっている場合は、退去時に掃除を念入りにやろうとやるまいと…何度も言いますが同じです。
掃除はどのくらいやればいいの?の回答ですが
日常清掃はマメにやっとけ!直前の大掃除は必要なし! です。
敷金は戻ってくる?
誠に遺憾ですが、敷金がそのまま戻ってくるということはまずありえません…。
前述の清掃代を引いた額と、過払い分の家賃を日割りした額が戻ってきます。
あまりにも部屋が汚れていると、それだけ清掃代もかかり戻ってくる費用も少なくなります。
タバコを日常的に吸っていた場合は臭いが部屋全体に染みついています。
壁紙もヤニで黄色くなっています。
なので壁紙を全部張り替え、消臭などの作業が必要となり、多額の費用がかかってしまいます。
タバコの他にも「お香」なども同じような扱いとなります。
喫煙者、お香が好きな方はご注意を。
退去立会と鍵を返して退去完了!
さあ、退去する当日です。
指定の時間に不動産屋の方が来るので、退去立会をしましょう。
ここでは、弁償が必要な汚れやキズがないかなどをチェックします。
チェックが完了したら、敷金と過払い家賃から清掃費用諸々を差し引いた返金額を提示されますので、OKならサインをします。
最後に鍵をお返しして完了です。
一度、大家さんに直接鍵を返しに行くように指示されたことがあり、大家さんの自宅に行ったことがあります。
そういった特殊な場合でも、不動産屋の方から指示がありますのでその通りに動けば大丈夫ですよ。
以上、賃貸住宅の引っ越しについてでした!
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