今でこそ面と向かって「痩せてるね」「細いね」と言われる回数は少なくなりました。
が、学生時代は友達などから「また痩せた~?」「もっとちゃんと食べなよ!」などとよく言われたものです。
その友人もコミュニケーションのつもりで言っているのであって、悪意はおそらくなかったのだと思います。でも、言われるこちらはなんだかモヤモヤ…。
このモヤモヤって何なのだ?そして私たちが普段、無意識に口にしている言葉たち。
言葉狩りのつもりは全くありませんが、ちょっと振り返ってみようと思います。
「太ったね」は失礼だけど「痩せたね」は褒めているという風潮
私は痩せ…というか、ガリガリ体型。
体質的に顔や上半身にほとんど肉が付かないので、多少体重が増えても痩せて見えるようです。
10代の頃に女友達からよく言われたのが
- 「痩せててうらやましい」
- 「どうやったら痩せられる?」
- 「ねぇ、また痩せた?」(増減ゼロなんですけど…)
「ちゃんと食べなよ!」という余計なお節介まで。
(まさに『うっせぇわ』!あなたが思うより健康です!)
でも、私自身はガリガリで色気が無くてそれはそれはコンプレックスでした。
年頃の女子の中では痩せていること=正義で、
「太ったね」は失礼で、言っちゃいけないけど「痩せたね」は全然言ってOK。褒めてるんだもん。
という認識の子が多かったように感じます。
コンプレックスを感じている私の心などお構いなしです。
一般的に言って貶(けな)しているわけではないんだから、いいだろう。そんな声が聞こえてきそうです。
でも相手に思いやりとリスペクトを込めて接していない感じがしますね。
私が感じていたモヤモヤはそこにあったように思います。
私という個人の気持ちを置き去りに、押し付けられてそこに思いやりを感じなかったからだと。
だからモヤモヤしていた。
もちろん、これは私が体験した「痩せてるね」という言葉だけではないのです。
気づかないうちに口にしている失礼かもしれない言葉たち
体型に関することはもちろん、気を付けたい言葉はあります。
例えば…
「疲れてる?」
→元気なときにこれを言われると、
つまらなそうに見えますか?無表情ってこと?もしかして、老けたのかな?
など色々考えてしまいます。
「仕事は忙しい?」などに置き換えると〇。

コミュニケーションの取り方
上記で紹介した言葉たち、「私は全然気にしない・気にならない」という方も大勢いるでしょう。
でも、ちょっとしたトゲを感じて違和感を抱く人もいるかもしれません。
人間、自分に当てはまらない世界のことは見えていないものです。
「ただのコミュニケーションのつもりなのに、あれこれ言われて息苦しい」と感じる方もいらっしゃるかもしれませんね。
一度、相手へのリスペクトはあるのか?点検してみましょう。私も気を付けます。
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