事務職に転職する前に知っておきたい現実と転職を有利に進めるためのスキル

 

いま接客業だけど、立ち仕事で体力的にきついし、シフト制で休みも不定期。事務職に転職したいです。

事務職いいよ。向いてないと地獄だけどw

でも知っておいてほしいことがあるから紹介するね。

 

 

筆者は事務一筋10数年です。事務職についた経緯はこちら。

何がしたいのか分からないあなたへ。やりたい仕事とできる仕事のギャップとどう向き合うか。

 

いま異業種に就いていて、事務職への転職を希望しているあなたへ、事務の仕事の現実と、必要なスキルについて参考にしていただければと思います!

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知っておいてほしい事務職の現実

いま異業種に就いていて、事務職へ転職を希望されている方は、以下のようなイメージを持たれているのではないでしょうか?

 

・ずっと座って作業できる。ラクそう

・お客さんと接しなくていいからストレス少なそう

・基本的なパソコンの操作はできるから、自分にもできそう

 

ラクそう、ストレス少なくて、誰にでも(私でも)できそう、この辺がよくあるイメージでしょう。

 

私が事務でやっていて、ここはいいなと思うことは…

・室内のため外の天気・気候に振り回されなくて済む。(通勤除く)

・生理痛がつらいときでもとりあえず座って作業ができるので助かる!

 

一方でこんなデメリットも。

・ずっと座りっぱなしのため、慢性肩こり&腰痛に悩まされる。

・視力すんげー下がった。(0.8から0.1に…)

 

以上は私の主観ですが、ほかにも心に止めておいていただきたいことがあるので、まとめます!

ほとんどが非正規

現在の事務職は、ほとんどが非正規です。

派遣社員か、良くて契約社員で、正社員で探そうとすればものすごい競争率です。

 

そこで私がおすすめしているのが、紹介予定派遣から入って半年後に直接雇用にしてもらう、という方法です。(半年よりも短い場合もあります)

紹介予定派遣とは、派遣社員として入社して、会社と社員が合意すればそのまま直接雇用となる制度です。

普通の派遣社員と異なり入社する前に、面接や場合によっては筆記試験などをクリアしなければなりません。ですから、そこで当然不採用となることもありえます。

しかし、通常の正社員採用よりも圧倒的にハードルが低く経験だけでなく人間性なども見た上で採用が決まります

採用される側も、会社の雰囲気を実際に働きながら知ることができるので、入社してからのミスマッチが少ないです。

派遣会社に「紹介予定派遣を希望している」旨を伝えて、紹介してもらうといいですよ。

 

リクナビ派遣は事務にも強く、紹介予定派遣も多く扱っています。事務未経験でもOKの案件も紹介してもらえますよ。

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以前働いていた会社の話ですが、人手不足になってきて、普通の派遣社員で募集しても集まらず、紹介予定派遣でようやく人が来るようになっていました。

不景気の時に入った派遣組はずっと派遣のまま。そこに能力は関係なく、入社するタイミングで社員になれる人となれない人がいるのは何なんだろう…と理不尽に思ってました。余談です。

 

紹介予定派遣について詳しく知りたい!というあなたは、こちらの記事をどうぞ↓

紹介予定派遣とは?メリット・デメリットと、派遣の違いについて解説します
前回の記事で、「事務未経験から正社員転換へのチャンスがある紹介予定派遣がおすすめ」とご紹介させ...

実は適性が必要

誰にでもできると思われがちですが、ずっと同じような作業を集中して仕上げられること。

ある程度のスピード感を持ちつつも、ミスをしないこと。

入力作業などの単純な作業ほど、適性がハッキリ現れます。

そして、黙々とPCに向かっているだけのように思われがちですが、事務はチームプレイの一面もあります。

「営業よりもコミュ力が必要だ」と言う人もいました。私は「いやいや逆だろ!」と思っていたのですが。笑

転職するにも激戦

特に女性で事務職になりたいという人は多いです。

会社内の事務職は、離職率が低いためそもそも求人が少ないことと、その少ない求人にたくさんの希望者が応募するためです。

正社員で事務を探そうとすると、経験者と戦わなくてはならないので、未経験から転職する人はハッキリ言って厳しいです。

ですから、先に書いたように紹介予定派遣を利用するなど、正面突破ではなく、賢くいきましょう。

関連の資格を取る+派遣で実績を積む →紹介予定派遣で入社 といった合わせ技を使うのも有効かと思います!

未経験から事務職がやりたい人へ

最近は慢性的な人手不足の影響で募集しても人が集まらないという事情があります。

それでも、有効求人倍率は建設業などが圧倒的な売り手市場なのに対し、事務職は長いこと 就職したい人>求人数なのが現実です。この傾向は続くと思われます。

ほかの事務職希望の人と違うアピールポイントを身につけなければなりません。一例をご紹介します。

専門性を身につけろ

事務職を希望しているあなた、どんな事務がやりたいですか?

え?パソコンの前に座って入力作業したいだけなんだけど…。

残念ながら、それだけでは弱いです。異業種からの転職だとより厳しいです。

じゃあ、どんな事務があるのか?想像しにくいですよね。たとえば…

 

・数字を見続けるのが好き。苦にならない。 → 経理事務

・給料計算や入社退職手続きがしたい → 総務人事

・お客さんと電話でやり取りするくらいはOK → 営業事務

 

まずはこのくらいざっくりでOKですよ。

そして、希望が決まったらどんなスキルが必要なのかを調べていきます。

例えば、経理事務がやりたいなら簿記の資格を取得する。総務人事なら社会保険労務士(ハードルが高ければ「勉強しています」でもアピールになりますよ)。

簿記はおすすめです。独学で取得できて経理事務へのアピールにもなりますよ!

私も持っていて、会社で経理係に任命されています♪

関連記事:働く女性の習い事・勉強で資格取得のおすすめ7選

営業事務は前職が接客業なら培ってきたコミュニケーションスキルがそのまま使えます。次の「これまでの経歴が役立つ」の項目にもつながりますね。

 

事務職の中でもどんな事務がやりたいのか?自分にはどの適正がありそうか?

そしてそれを確認したら、必要なスキルを身に着ける。RPGゲームで、経験値を積んで装備品を身に着ける感覚ですね!

これまでの経歴が役に立つことも

私が今の会社に入社したきっかけ?というか、決め手みたいなのがありました。それが…

「社長秘書をやっていました」

響きはすごいけど別にすごくない。今やっている仕事と直接関係もなく、求められるスキルも異なります。

けど、社長が面白がって採用してくれました

 

これまでやってきた仕事が営業セクションであっても、資料作りでワード・エクセル・パワポ

使いますよね?顧客先に電話しますよね?電話応対できますよね!

通用するんです。むしろ、営業で培ってきたトーク術が必要とされる場面もあるかもしれません。

無駄な職歴や無駄な経験などないのだ。

隠さずにどんどんアピールしよう!

最終的には人間性

身もふたもない話ですが。

どんなにすごいスキルを持っていてもそれを鼻にかけてお高く留まっているような人はNGです。

この人と一緒に働きたい!と思ってもらえる感じのいい人になりましょう。

感じのいい人って、なんでも笑顔で「はい」「そうですね」って言うことじゃないですよ。私も若いころ勘違いしていましたが…(イエスマンになってえらい目に遭った)

仕事をして信頼できる人柄だな、信頼して任せられそうだな、と思ってもらえる人であること。

最後に決め手になるのはやっぱり人間性なのです。

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