自分が嫌いで、悩んでいるあなたへ。
ありのままの自分を受け入れる!とか言われるけど、無理だよ!
そう思われるかもしれません。
私もそうでした。
自分が好き!と堂々と胸をはって言えるまでは、まだですが
ありのままの自分を受け入れられる という段階までは来れたかなと思っています。
私の体験談を書いていきます。
少しでも励みになればいいと思っています。
自分は特別な人間だと思っていた
幼少期の頃は、同学年の子に比べて体が小さかったため、
先生からは目を掛けられていました。
勉強もまあまあできたし、絵も上手だと褒められました。
子供だった私は、勘違いしました。
「自分は特別な人間だ!」と。
「いつかセーラームーンになれちゃうかもなぁ~」
とか思っていました。笑
もしかして、私って普通の人なの?
そんな延長で生きてきた私は、地方の進学校に入学します。
義務教育までは成績トップクラスだった私が、そこでは平均どころか平均以下です。
親や親戚、同級生から「頭いいね!」と言われて、自分でもそう思っていたのに、ポッキリ鼻を折られました。
さらに、その学校ではみんな頭がいい上に、一芸に秀でている子が多い。
性格も良くていじめをするような子はいませんでした。
卒業文集で名前が載らなかった
卒業文集の〇〇ランキングみたいなやつ、クラスの人からアンケートを取って作りますよね。
かっこいい人、かわいい人、頭がいい人、スポーツ万能な人…
私はどのベスト3にも入らなかったんです。
クラスでも結構目立つタイプだと自分では思っていました。
個性的だと思っていました。
もしかして、それは勘違いだった?
自分は無個性な人間なのかもしれない。
そう思い始めました。
自分を認めてくれる場所を探して
…もしかして、私ってつまらない人間?
そんな気持ちを抱きつつ、大学へ進学しました。
大学では私のことを面白がって、認めてくれる人もいました。
でも妄想の中の自分はもっと輝いています。
いつも友達に囲まれています。
少しでも理想に近づけるように、明るく振舞う努力をしました。
逆に言うと、努力しないと明るく振舞えない。
自分が自分じゃないような気がして気持ち悪くなることも。
そして、演じないと「つまらない人間」になってしまう私って何なの?と思っていました。
私がなりたい人間に、私はなれない
いつも明るく、笑顔で、人から好かれていて自然と人が集まってくる…
私はそんな人になりたかったんです。
でも声を大きくしてみても、外見を派手に装っても、「そんな人」になれませんでした。
自分にがっかりしました。
それでも友達がいて楽しく過ごしていました。
ですが、大きな壁が待ち受けていました。
就職活動で感じた、私は需要がない人間
大学3年生になると、就職活動が始まります。
企業が欲しがっているのは、積極的でリーダーシップがあって明るく元気な学生。
私はどれにも当てはまりません。
明るく感じのよく振舞える子は、どんどん就職を決めていきました。
でも私はなかなか内定が貰えません。
20社以上不採用になりました。
エントリーを含めるともっと多いです。
あまりにも内定が貰えないので、
「私は明るい人間です!」とか言っていました…
いま思い出すと、すっごい迷走してました。
ありのままの自分を出すと不採用だし、
かと言って繕ってもそれは人事担当には見破られてしまうので、結局不採用。
私は社会から必要とされない人間なのかな…
周りから否定されているような気がして、マイナス思考になっていました。
若いころは他人に評価される機会が多く、自信を失っていた
若いころは、親や先生、学校から評価され、
中学生くらいになると友達同士でも容赦なく評価されて見えない序列をつけられます。
就職活動では企業から評価され、
社会人になれば上司や会社から評価されます。
10代~20代前半までは、被評価者であることが多く、
人好きする性格でない私は本当に自信を失いました。
人からの評価がすべてではないと、今ならわかるんですけどね。
そして、あなたを高く評価してくれる人がいるということも。
若い頃にはそれがまったく見えませんでした。
ですが、絶対に見える日が来ます。
エニアグラム性格診断を受けてみる
エニアグラムという性格別診断があります。
エニアグラム(円九分割図:enneagram)とは、円周を九等分して作図される図形である。昨今では、人間の性格を9種類に分類しこの図形に対応させた性格論、性格類型を指すことが多い。20世紀のボリビア人神秘思想家オスカー・イチャーソとチリ人の精神科医クラウディオ・ナラニョに始まると考えられており、ニューエイジの流行に乗って広まった。スピリチュアリティとビジネス管理の文脈で、人間関係の理解や自己啓発・霊的発達に役立つとして広まっている[1]。
タイプ1 改革する人(完全主義者)
タイプ2 助ける人(献身家)
タイプ3 達成する人(達成者)
タイプ4 個性を求める人(芸術家)
タイプ5 調べる人(研究者)
タイプ6 信頼を求める人(堅実家)
タイプ7 熱中する人(楽天家)
タイプ8 挑戦する人(統率者)
タイプ9 平和を好む人(調停者)
このタイプの一覧を見た時に
「7みたいな人になりたいと思っていたけど、私は5の人間だ」
と思いました。
案の定、テストを受けてみると私はタイプ5でした。
励みになった、社長からの言葉
エニアグラムを教えてくれたのは、働いている会社の社長です。
社長はタイプ7で、とても楽しくて愛嬌たっぷり、ポジティブな人です。
私がなりたかった7の人です。
社長は「タイプ7の人はね、タイプ5の人から学ぶんだよ。」
と言ってくれました。
自分が気づかなかった細かい部分に気がついてくれる。
いつもいい仕事をしてくれる。
その言葉がどれだけ励みになったことか。
そして、これを自分の気質・個性だと思って認めていいんだと初めて思えました。
自分を認めて生きるということ
30代になった私は、少しずつ自分らしさを認めて生きていけるようになりました。
遠回りをしましたが、
10代よりも20代、20代よりも30代の今が楽しいです。
昔は自分がわからず、悩んだり落ち込んだりすることが多かったです。
周りに評価される時期を抜け出せばきっと楽しい。
自分を認めてくれる人と出会えればもっと楽しい。
みんなに面白いと、好いてもらう必要もない。
そうして自分らしくいると笑顔が増えて人も集まるようになる。
自分が嫌いだと嘆いていいるあなたへ。
どうかそのままで、そしてたくさんの人と出会い、話をしてみてください。
コメント